2025年の一大イベント「関西万博(大阪・夢洲)」に行ってきた体験をレポートしたいと思います。
行ったのは【5月後半】。少し早めの体験でしたが、予約やアクセス、入場の流れなど、これから行く方の参考になればうれしいです。
- 予約は早めがカギ!9時台は満員で取れず…
- 当日は桜島駅へ!USJと同じ電車でやや混雑
- 万博行きシャトルバスは予約制&本数多めで安心
- 西口ゲートからスムーズに入場!
- 入場後はすでに大混雑!まずは予約チケットを確保
- 会場内を散策!事前予約と当日予約の成果は?
- 偶然立ち寄ったポーランド館も印象的!
- 中国館では最先端技術にびっくり!
- 三菱未来館へ移動、道のりはやや遠め
- 三菱未来館に到着、日本企業の気合を感じる展示
- 昼食はドイツビールとソーセージでひと息
- 大阪ヘルスケアパビリオンへ空き状況の確認に移動
- サウジアラビア館へ、壮大な世界観に圧倒!
- コモンズパビリオンを見学&チェコビールでひと息
- いのちめぐる冒険へ、いよいよ体験スタート!いのちめぐる冒険、独特な世界観に触れる体験
- 大屋根リングの展望エリアで万博を一望
- ベトナム料理で万博グルメを満喫
- オーストラリア館と噴水ショー
- プロジェクションマッピングは期待外れ…?
- 最後は駆け足で各国パビリオンとガンダムへ
- 後半こそ狙い目!夕方から一気に回れる万博攻略法
- 帰路はバスで混雑回避、最後までぎゅうぎゅうの電車旅
- 最後に:これから行く人へのアドバイス
予約は早めがカギ!9時台は満員で取れず…
関西万博は事前予約制。チケットは事前に購入済。チケットを買ったうえで予約が必要です。
行く1週間前くらいに予約を取ろうとしたのですが、人気の9時台の入場枠はすでに満員。
やはり早い時間に入場したい人が多いようです。
ということで、今回は仕方なく10時台の入場枠を選びました。
当日は桜島駅へ!USJと同じ電車でやや混雑
当日は電車で**桜島駅(JRゆめ咲線)まで向かいました。
この路線は、途中にユニバーサルシティ駅(USJの最寄り駅)**があるため、USJに行く人と関西万博に行く人が同じ電車に乗っている状況。
その影響で、朝の電車内はやや混雑している雰囲気でした。
「USJと万博、行き先は違えど、同じ電車なんやなぁ」と思いながら、目的地の桜島駅へ向かいます。
万博行きシャトルバスは予約制&本数多めで安心
桜島駅に到着したら、予約していたシャトルバスに乗り換えます。
バスは「関西MaaS(マース)」で妻が事前に予約済み。案内もスムーズでわかりやすかったです。
この日は人が多かったものの、バスの運行本数も多く、10〜15分ほどの待ち時間で乗車できました。
立ったまま乗ることになりましたが、会場までは約15分ほど。
ただし、道中はややノロノロ運転で、進みが遅く、「早く着いてくれ〜!」と内心そわそわしていました。
西口ゲートからスムーズに入場!
会場に到着したのはちょうど10時前。バスは西口ゲートに到着しました。
そこから入場ゲートに並びましたが、10分ほどでスムーズに入場できました。
ちなみに、後から聞いた話では東口ゲートはかなり混雑していたようで、今回は西口から入って正解だったかもしれません。
入場後はすでに大混雑!まずは予約チケットを確保
入場してすぐに感じたのは、すでにかなりの人が各所に並んでいるということ。
最初は「パソナ館」に行こうと思ったのですが、すでに長蛇の列で断念。
そこでまず、**当日予約ができる端末(チケット発券機)**に向かうことにしました。
入場ゲートを入ってすぐのところにも1台あったのですが、そこはかなりの行列。
少し離れた**海側のエリア(名称不明)**にももう1台あるという情報を見つけ、そちらへ移動。
その発券機の列はまだ短く、5分ほどで順番が回ってきました。
ただ、実際にチケットを取ろうとすると、ほとんどのパビリオンの枠はすでに埋まっている状況で、取れるチケットはごくわずか。
人気パビリオンは日替わりの抽選制になっているところも多く、希望の体験をするには事前の予約が必要だと実感しました。
これから行かれる方は、抽選時間や予約開始のタイミングを事前にチェックしておくことを強くおすすめします!
会場内を散策!事前予約と当日予約の成果は?
チケット確保後は、しばらく会場内をぶらぶら散策することにしました。
といっても、人が多すぎて、あちこちで並んでいる光景ばかり。
ちなみに私は行き当たりばったり派なので、あまり予約という概念がないので妻がすべて予約してくれていました。最高の妻です。
今回、事前予約で確保していたのは、三菱未来館。
当日の混雑を考えると、事前予約しておいて本当に正解だったと思いました。
そして当日予約で唯一取れたのが、
「いのちめぐる冒険」という映像系のパビリオン。
これも空き枠が奇跡的に残っていた感じで、なんとか滑り込めたという印象です。
偶然立ち寄ったポーランド館も印象的!
チケットを確保したあとは、歩いている途中で**たまたま空いていた「ポーランド館」**に立ち寄りました。
館内ではまず、ポーランドの挨拶や文化を紹介する映像体験があり、
それが終わると、お土産をいただくことができました。
規模としてはコンパクトながらも、落ち着いた雰囲気で、
**「あ、こういうゆったりしたパビリオンもいいな」**と思える内容でした。
あまり混雑していなかったこともあって、ちょっとした休憩気分で楽しむことができました。
中国館では最先端技術にびっくり!
その後は、中国のパビリオンにも足を運びました。
ここでは約20分待ちで入場することができ、混雑の中でも比較的スムーズな印象でした。
建物の外観は、中国らしい伝統的な雰囲気を残しつつも、
中に入ると一転、タッチパネルなどの最先端技術を駆使した展示が満載で驚かされました。
伝統と未来の融合をテーマにしたような構成で、
「中国、すごいな…」と素直に感心してしまう内容でした。
三菱未来館へ移動、道のりはやや遠め
その後、事前に予約していた三菱未来館へ向かいました。
ただ、この三菱未来館は中国館からの距離がかなりあり、想像以上に移動が大変でした。
会場内は基本的にメイン通路を通って移動する構造になっており、
パビリオンとパビリオンの間をショートカットするようなルートが取りにくく、
結果として遠回りするような形での移動になってしまいました。
天気は曇りでちょうどいい気温だったため助かりましたが、
それでも「どこまで歩くんや…」と感じるほどの距離感でした。
それでも、「三菱未来館に行ける!」という期待感でなんとか頑張って歩きました。
三菱未来館に到着、日本企業の気合を感じる展示
三菱未来館に到着後は、10〜15分ほど並んで入場しました。
館内に入ってまず感じたのは、さすが日本の企業!という安心感と完成度の高さ。
展示全体に気合が入っていて、細部まで丁寧に作られている印象を受けました。
最先端の技術や未来のビジョンがわかりやすく紹介されていて、
「やっぱり日本の技術、すごいな」と改めて感じる体験でした。
昼食はドイツビールとソーセージでひと息
三菱未来館を見終えた後は、ドイツビールを目指して再び少し歩きました。
到着した売り場にはすでに長蛇の列。
なんと500mlで1,700円もするビールにもかかわらず、約30分ほど並ぶほどの人気ぶり。
ようやくビールを手に入れた後は、
ハンバーガー、ポテト、そして「ドイツといえば」のソーセージをあわせて昼食に。
おいしいビールと食事で、歩き疲れた身体も少し回復しました。
大阪ヘルスケアパビリオンへ空き状況の確認に移動
昼食後は、**一番最初に妻が予約したかった「大阪ヘルスケアパビリオン」**の様子を見に行くことにしました。
残念ながら、希望の時間帯での予約はすでに埋まっていたため、
とりあえず現地で空き状況を確認しようと、会場内を歩いてその場所まで向かいました。
距離もありましたが、「どうしても一度見ておきたい」という気持ちで足を運びました。
すると、体験はできないものの、見学だけ可能なエリアがあることがわかり、
当日予約なしで入れるスペースに入ってみることにしました。
その中では、前日から始まったばかりのテスト的な取り組みとして、
本来の体験型測定ブースとは異なる、特別なブースへの参加希望者を募集している場面に遭遇。
手を挙げて参加を希望したところ、運よくそのブースに入れてもらえることになりました。
なんとそのスペースは、最初に予約を取ろうとしていた体験と同じ空間で、
完全な体験プログラムではないものの、非常に近い内容を体験できる構成になっていました。
「○年後の自分」を体験するようなコンテンツはなかったものの、
ほかにも多彩な展示や体験が用意されていて、1時間ほどじっくり楽しむことができました。
結果的にこのパビリオンはとても満足度が高く、来てよかったなと感じました。
サウジアラビア館へ、壮大な世界観に圧倒!
大阪ヘルスケアパビリオンの見学を終えた後は、次にサウジアラビア館へ向かいました。
ここでも多少の待ち時間がありましたが、列の進みはスムーズで、
混雑の中でもわりと快適に入場することができました。
サウジアラビア館はとにかくスケールが大きくてインパクト抜群。
外観からして壮大なデザインで、異国感満載。
館内では、迫力のある映像演出や、砂漠や都市の未来を感じさせる展示があり、
まるで映画の中の世界に入り込んだかのような体験ができました。
エネルギーや環境技術、観光や歴史に関する紹介もあり、
サウジアラビアという国の現在と未来を包括的に伝えてくれる構成になっていて、
見ごたえのあるパビリオンでした。
異文化をリアルに感じることができるのは万博ならでは。
ここでも「来てよかった」と感じる時間を過ごすことができました。
コモンズパビリオンを見学&チェコビールでひと息
サウジアラビア館をあとにして、次はコモンズパビリオンエリアをいくつか見て回りました。
ここは各企業や団体が出展している比較的小規模なパビリオンが並ぶエリアで、
それぞれに特色があって、ふらっと立ち寄って気軽に見られる展示が多い印象でした。
その後、少し疲れを感じてきたので、チェコビールを飲んでひと休み。
チェコビールは香りがよくてとても飲みやすく、ドイツビールとはまた違った味わいが楽しめました。
このあたりで午後の疲れも和らぎ、「さあ、いよいよ次は『いのちめぐる冒険』だな」という気持ちに。
いのちめぐる冒険へ、いよいよ体験スタート!いのちめぐる冒険、独特な世界観に触れる体験
休憩の後は、ついに当日予約で確保していた**『命めぐる冒険』**の体験時間が近づいてきたので、
会場内を移動して向かいました。
『いのちめぐる冒険』は、屋内に入るとカーテンのような仕切りがあり、その布面に映像が投影される演出が印象的でした。
プロジェクションの中を歩いていくような構成になっていて、
ちょっと幻想的で独特な雰囲気が漂う空間でした。
ただ、展示の世界観が私にはあまり合わなかったというのが正直なところ。
新しい表現に挑戦しているのは感じたものの、
感情やテーマの捉え方がやや抽象的で、少し戸惑う部分もありました。
とはいえ、「こういうアート寄りのパビリオンもあるんだな」と、
万博の幅広さを実感する貴重な体験にはなりました。
大屋根リングの展望エリアで万博を一望
『命めぐる冒険』の体験後は、大屋根リングと呼ばれる木造建築構造の上部にある展望エリアへ足を運びました。
「せっかくなら上から会場全体を見てみよう」ということで、
階段を登って高台のようになっているエリアへ。
そこからは、広大な万博会場が一望できる絶景が広がっていて、
歩いて回った場所を振り返るような気持ちで眺めることができました。
ベトナム料理で万博グルメを満喫
展望を楽しんだあとは、ベトナム料理を食べに行きました。
選んだメニューは、フォーと揚げ春巻き、そしてビール。
優しい味わいのスープとツルっとした麺、カリッと揚がった春巻きの組み合わせは、
歩き疲れた体にちょうどよく、最後の食事としてぴったりの満足感がありました。
特にフォーは、あっさりしているながらも出汁がしっかりしていて、じんわりおいしい一杯でした。
万博ならではのグルメも、旅の大事な楽しみの一つだとあらためて実感しました。
オーストラリア館と噴水ショー
ベトナム料理のあとは、オーストラリアパビリオンを訪れました。
館内では自然や文化、未来に向けた取り組みなどが紹介されており、
リラックスした雰囲気で展示を楽しむことができました。
その後、**万博のシンボルとも言える噴水所(グランドウォーターショー)**へ急ぎ足で向かいました。
到着した時にはすでに多くの人で埋め尽くされており、
残念ながら遠くの方から見る形になってしまいました。
しかも人が多すぎて、ショー全体をしっかり見ることができなかったのが少し残念。
そのため途中で切り上げ、次の目的地であるプロジェクションマッピングのエリアへ向かうことにしました。
向かう途中、立ち寄ったのがポルトガルのパビリオン。
ここでは、心にじんわり訴えかけてくるような展示があり、
思いがけず静かで印象的な時間を過ごすことができました。
その後は再び大屋根リングの上部まで上がり、夜の万博の風景を撮影。
昼間とは違った美しさに心を奪われ、
改めてこの会場のスケールと雰囲気の良さを感じることができました。
そしていよいよ、プロジェクションマッピングの会場へ向かいました。
プロジェクションマッピングは期待外れ…?
会場に到着したときは、誰も並んでおらず、最前列に自分でシートを敷いて座ることができました。
「これはじっくり見られるぞ」と期待していたのですが、
いざショーが始まってみると、あまり心を引かれる内容ではなく、
途中で席を立ち、次の目的地へ移動することにしました。
最後は駆け足で各国パビリオンとガンダムへ
その後は、まだ時間があったので、アラブ首長国連邦、カタール、スペイン、インドなど、
いくつかのパビリオンに立ち寄りました。
それぞれ短時間ながらも特徴的な展示があり、
最後まで飽きることなく楽しむことができました。
そしてフィナーレは、巨大なガンダムの前で記念写真を撮影。
その時点で時刻は夜9時前。
丸一日かけて楽しんだ関西万博の旅も、ここでお開きにすることにしました。
後半こそ狙い目!夕方から一気に回れる万博攻略法
夜に近づくにつれて、会場全体の来場者数は徐々に減少し、
各パビリオンも行列が短くなり、スムーズに入場できるようになってきました。
特に夜間の時間帯は、比較的人が少ない穴場の時間帯。
「せっかく来たんだから、できるだけ多くのパビリオンを見て回りたい!」
という人は、最後まで粘って一気に駆け込む作戦がおすすめです。
疲れもピークにはなりますが、混雑が緩和されている分、
サクサクと次に進める快適さがありました。
日が落ちてからのライトアップや夜景の美しさも必見なので、
後半戦こそが実は本当の“おいしい時間”かもしれません。
帰路はバスで混雑回避、最後までぎゅうぎゅうの電車旅
本当は帰りは電車で帰る予定で、東ゲート方面へ向かおうとしていました。
しかし、その方面に向かう人がかなり多くて混雑している様子だったため、
急きょ予定を変更して、9時台のバスを予約して帰ることにしました。
帰りのバスはスムーズに乗ることができ、スッと桜島駅へ到着。
ところが桜島駅では、ちょうどZEPP大阪でイベントが終わったタイミングだったようで、
万博帰りの人とイベント帰りの人が重なり、駅構内は大混雑。
さらに次の駅であるユニバーサルシティ駅からは、
USJ帰りの人々が大量に乗り込んできて、車内はぎゅうぎゅう詰めに。
それでも何とか座席を確保できて、西九条駅まで座って移動することができました。
そこから先の大阪環状線はそれほど混雑もなく、 無事に最寄りの駅まで戻ることができました。
少し飲み足りなさを感じたので、駅近くで軽く一杯飲んでから帰路に就くことに。
この日の歩数はなんと、26,585歩。
足はクタクタでしたが、それ以上に心が満たされる一日となりました。
最後に:これから行く人へのアドバイス
この日の関西万博の入場者数は約14万人。
会場内は本当に人が多く、常に人をかわしながら歩く状態だったので、体力的にもかなり消耗しました。
それでもこの14万人という数字はまだ序盤戦で、今後さらに来場者が増えると予想されています。
そのため、これから行こうと考えている人は、なるべく早い時期に訪れることを強くおすすめします。
また、私が行った日は気温も湿度もちょうどよく、快適に過ごせましたが、
これから本格的な夏に向けて気温が上がってくると、疲労や熱中症のリスクも高まります。
水分補給・休憩・日除け対策をしっかりしつつ、無理のないスケジュールで楽しむことが大切だと実感しました。
ぜひ万博を思いっきり楽しんでください!