最近ブログ更新できてませんでした。
というのも、ここ最近ずっと、
ChatGPTとCodexを使って
“あるアプリ”を作っていました。
それが、
「品質クレーム対策書作成アプリ」
です。
しかもただの文章生成ではなく、
・上司に見せて納得されるレベル
・客先提出も意識した表現
・品質保証っぽい流れ
・社内向け真因と客先向け文章の切り分け
まで考えて作りました。
正直、
「ここまでAIでできるんか…」
って自分でもかなり驚きました。
ただ、完成まではかなり苦戦。
Codexとのやり取りはたぶん50回以上。
「そこ違う」
「品質保証ならそう書かへん」
「その流れやと上司に突っ込まれる」
みたいな修正を何回も繰り返して、ようやく形になりました。
でも、その過程がめちゃくちゃ面白かった。
今回は、
・なぜ作ろうと思ったのか
・実際どこまでAIでできたのか
・製造業とAIの相性
・使って感じたリアルな問題点
を、現場目線で書いてみようと思います。
なぜ作ろうと思ったのか
製造業で仕事をしていると、避けて通れないのが品質クレームです。
・客先からの不具合連絡
・原因調査
・流出原因
・発生原因
・暫定対策
・恒久対策
・対策書作成
毎回かなり時間がかかります。
しかも一番大変なのが、
「文章をまとめること」
なんですよね。
頭の中では分かっていても、
・どう書けばいいか
・客先向けにどう表現するか
・社内向けにはどう残すか
・言い回しをどうするか
ここで止まる人はかなり多いと思います。
自分自身もそうでした。
だから前から思っていました。
「これ、AIでかなり楽になるんじゃないか?」
と。
最初は簡単にできると思っていた
最初は正直、
「ChatGPTとCodex使えば数時間でできるやろ」
と思ってました。
…甘かったです。
実際は、
「表示崩れる」
「ボタン動かない」
「入力データ消える」
「原因分析がおかしい」
「対策の流れが不自然」
など問題だらけ。
特に難しかったのが、
“製造業独特の考え方”
をAIに理解させることでした。
例えば品質クレームって、
単純に「原因を書けば終わり」じゃないんです。
・発生原因
・流出原因
・なぜ検知できなかったか
・再発防止
・標準化
・教育
・確認方法
など、かなり独特の整理があります。
ここが一般的な文章生成AIだけでは、まだ弱い部分でした。
だから“上司が納得するレベル”にかなりこだわった
今回かなりこだわったのが、
「上司に見せて納得してもらえるか」
そして、
「客先に提出しても問題ないレベルか」
です。
品質対策書って、
ただ文章を作ればいいわけじゃありません。
・言い回し
・原因の整理
・対策の流れ
・表現の柔らかさ
・責任の見せ方
この辺りがかなり重要です。
特に客先提出資料は、
少し表現を間違えるだけで印象が大きく変わります。
だから今回は、
単純なAI文章生成ではなく、
“実際に品質保証が提出しそうな雰囲気”
をかなり意識しました。
さらに、
客先向け文章
と
社内向け真因
を分けて作れるようにしました。
これ、かなり重要です。
現場をやっている人なら分かると思いますが、
社内で把握している内容と、
そのまま客先へ提出する内容は違います。
だから、
「社内では本当の原因を管理」
「客先には適切な表現で報告」
この切り分けを意識して作っています。
ChatGPTだけじゃなくCodexがかなり凄かった
今回かなり驚いたのが、Codexの進化です。
昔のAIコード生成って、
「なんか惜しい」
感じが多かったんですが、今はかなり違います。
例えば、
「入力フォーム追加して」
「このボタン右に寄せて」
「対策書をPDF出力したい」
「一覧画面追加して」
みたいなことを、会話しながらどんどん修正できる。
もちろん一発では完璧になりません。
でも、
“会話しながら育てていく感覚”
がかなり面白かったです。
正直、一番大事なのは「AIに伝える力」
今回かなり感じたのがこれです。
AI時代って、
プログラムを書ける人だけが強いんじゃなくて、
「何を作りたいかを整理して伝えられる人」
が強い。
例えば今回も、
「品質対策書アプリ作って」
だけでは全然ダメでした。
・誰が使うのか
・どんな流れで使うのか
・現場で何に困っているのか
・何を自動化したいのか
・どこは人が判断するのか
これを細かく整理することで、どんどん形になっていきました。
製造業こそAIとの相性がいいと思う
最近よく思います。
製造業って、
「AI化遅れてる」
と言われがちなんですが、実はかなり相性いいと思っています。
理由はシンプルで、
“ルールや流れが存在する仕事が多い”
からです。
品質管理もまさにそう。
・報告書
・会議資料
・対策書
・標準書
・議事録
この辺りはAIがかなり強い。
もちろん最終判断は人ですが、
「ゼロから作る時間」
を減らせるだけでもかなり大きい。
まだまだ改善したい
今回かなり満足はしています。
でも、まだ改善したい部分も多いです。
例えば、
・過去クレームの検索
・類似不具合提案
・真因分析支援
・写真添付
・グラフ化
・Excel出力
・客先別フォーマット切替
など、やりたいことはまだまだあります。
でも逆に言うと、
“個人でもここまで作れる時代”
になったことがかなり衝撃でした。
昔なら絶対無理だったと思います。
ただ、現実はなかなか難しい
ここまで作っておいてなんですが、
実は自分の会社では、こういうAIツールは簡単には使えません。
理由はセキュリティです。
品質情報や客先情報を扱うため、
外部AIへの入力自体が厳しく制限されています。
正直、
「めちゃくちゃ便利なのに使えない」
というのが今のリアルです。
でも逆に言えば、
それだけAIの力が強いということでもあります。
今後、企業側のルールや環境が整ってくれば、
品質管理の仕事はかなり変わるんじゃないかと思っています。
だからこそ今のうちに、
AIを触って、試して、理解しておくことが大事だと感じています。
最後に
今回かなり感じたのは、
AIは「仕事を奪う」だけじゃなく、
「現場で困っている人を助ける道具」
にもなるということです。
特に製造業は、
まだまだ改善できる余地が大きい。
現場経験がある人ほど、AIを使う価値は高いと思っています。
ただ今回作ったアプリは、
品質情報やクレーム対応を扱う関係上、
実際の画面や内容をブログで公開できないのがかなり残念です。
個人的にはかなり面白いものができたと思っています。
もし、
「どんな感じなのか気になる」
「製造業でAIをどう使っているのか知りたい」
「品質業務にAIを取り入れてみたい」
という方がいたら、気軽に連絡ください。
同じように現場で悩んでいる人と、色々話してみたいと思っています。
これからも、
「現場で本当に使えるAI」
を色々作っていきたいと思います。
また面白いものができたらブログ書きます。

